毎日暑い日が続いていますね。前回の熱中症対策の記事はご覧いただいていますか?
お盆が過ぎても暑さは続くようですので無理せずエアコンなど活用しながらお過ごしください。
さて、今回のタイトルにあります通り、この時期は70歳以上の方の医療費の自己負担割合が見直される時期です。(介護保険も負担割合証が交付され自己負担割合が見直されますが、今回は医療保険について記載します)
通常(お子様や各種公費ある方は除き)69歳までの方は自己負担3割で医療を受けられていると思いますが、70歳からは所得に応じて自己負担割合が変わります。
70~74歳の方は2割または3割、75歳以上の方は1~3割になります。
(65歳以上で障害認定があり後期高齢者医療制度の対象となる方は75歳以上の方と同じ仕組みになります)
マイナ保険証ではない頃は…
・70~74歳の方→保険証+高齢受給者証(高齢受給者証に自己負担割合が書かれている)
・75歳以上→保険証(保険証の中に自己負担割合が書かれている)
で、自己負担割合が判断できました。
マイナ保険証を利用されている方は「マイナポータルサイト」や「資格確認のおしらせ」で自己負担割合に関する情報が確認できるようになっています。
マイナ保険証の利用登録をしておらず使用していない方の場合は保険証の代わりとなる「資格確認書」で医療機関等を受診されていると思います。
その場合、70~74歳の人は自治体により対応が異なっていますが大きく以下の2パターンで確認できます。
1、資格確認書に負担割合が表示(高齢受給者証は廃止)
2、高齢受給者証が発行される(資格確認書には負担割合の記載がなく以前と同じような対応)
ご自身の資格確認書に負担割合の表示があるかどうかでご自身の地域の対応がどのようになっているか確認してみてください。
75歳以上の方の場合には、今年1年の暫定運用としてマイナ保険証であるかどうかは関係なく、皆さんに「資格確認書」を交付しているとのこと。よって、資格確認書を見れば自己負担割合がわかります。
なお、東京都の後期高齢者広域連合(後期高齢者保険の保険者)では、資格確認書内に印字誤りがあると発表されました。
https://www.tokyo-ikiiki.net/seido/1001964/1002485/index.html
印字誤りといっても誤字の範囲なので、このまま有効なものとして取り扱えるそうです。
今はマイナ保険証との移行期間のため「Aの場合は…」「Bの場合は…」とケースごとに複雑になっていますが、ご自身の年齢、状態や登録状況に応じて使用できる保険情報(マイナ保険証?資格確認書?)から自己負担割合の確認をしていただければと思います。